戦後日本映画史の本として必読である。
アルファベータから出ているが、
これは音楽の本ではない。
映画本である。
それも極上の。

20年ほど前、
アニメ映画の現場に企画段階から半年程スタッフとしてかかわり、
そのさい映画音楽家(そのときは川井憲次さん)の役割の重要性を知ることになった。
脚本家はホンを書けばおわり、
役者はアフレコすれば終わり。
最初(企画)から最後(録音)まで現場に密着するのは製作者と監督と、
音楽担当者だけなのである。

製作者と監督は制作会社の思惑や予算の枠に縛られる存在だが、
映画音楽家はそうではない。
どこの誰と仕事しても自由だ。
五社協定によって製作者・監督のみならず役者もまた縛られた時代があったが、
そのころでさえ伊福部昭は自由に仕事することができた。
制約も無く。

その意味で伊福部昭の仕事の内実を映画会社別(東宝、
大映、
東映、
日活、
松竹、
近代映協、
岩波映画)に丁寧に追った本書は、
まさしく戦後日本映画史とイコールになる。
『ゴジラ』の影に見落とされがちな仕事がいくつも詳述される。
東宝の谷口千吉と千葉泰樹、
大映の伊藤大輔と勝新太郎の座頭市映画、
東映の関川秀雄、
日活の中平康と熊井啓、
松竹の大庭秀雄と渋谷実、
近代映協の吉村公三郎と新藤兼人……ギャラを優先するならば薄給の近代映協や岩波映画の仕事など受けはしなかったろう。
伊福部は自分にとってやりがいのある仕事かどうか、
その一点にしぼって引き受けたのだ。
彼の人柄がわかると同時に、
それがために、
戦後映画史を総覧するような作品の系譜が生まれたのである。

著者の小林淳氏の過去の伊福部に関する著作も買っているが、
やはり音楽の本と言う範疇であった。
本書ではそのカテゴリーを脱していて、
章の最初には各映画会社の小史が簡明に紹介されている。
伊福部にかかわるものばかりではない。
彼の音楽を聴いたことの無い人にもすっと入り込めるような、
憎い構成になっているのだ。
伊福部昭と戦後日本映画 (叢書・20世紀の芸術と文学)

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