こんな本が欲しかった

卒後８年目の一般内科医です。
題名に惹かれて中身も見ずに買いました。

本書は沖縄におけるケースカンファレンスを収録したものです。

症例のプレゼンテーションを聞きながら、
まだ診断名を聞かされていない宮城先生や藤田先生、
喜舎場先生などの有名人がコメントや質問を行うという形式。
毎回、
頭を悩ませるChallenging caseが収録されている。
『このSpO2で呼吸数が26は少ないのでは』『乾性咳漱で、
あのレントゲン画像でHolo inspiratory crackleが聴こえるのはおかしい。
late inspiratory crackleだったのでは？ただ、
ARDSなら肺胞腔内に浸出を来すのであり得る』など、
百戦錬磨の著者らによる、
洞察に満ちた言葉が随所にちりばめられている。
久しぶりに良い本に出会いました。