７３ｇの有余

登山スタイル・キャンプスタイルというより、
その人の生き方・価値観が現れるアイテム。

意外とおっきく単一機能しかない綿入りピローカバー。


心地イイ、
ふんわりとシットリと。

仰向けでも十分感触がいいが、
横向きで頬に感じる感触はカバーありの恩恵を実感。

肌触りだけならば、
タオルでも被せれば代用できる。

でもこのピローカバーは、
綿のフカフカ感触で眠りを誘う。


オートキャンプならば携行の負担がなく恩恵享受。

ハイキング、
デイトレッキングでのうたた寝グレードアップ。

小屋泊で肌に直接触れる部分の優先度が高い人は携行してもいいと思う。

装備の増えるテント泊、
優先させるのは“機動性”“食事”“休息”のどれに73gを振り分けるのか。

機動性を求めてコッヘルのハンドルやジッパーのタブを取っているような人は有り得ない選択かもしれない。


でもピローカバーを持っている人と友達になれるような気がする。

もし出会えたら、
どうやって有余を作り出して携行してきたのか、
語り合えると思う。

正解も間違いもないからこそ、
面白いアイテム。