タイトルに惹かれて読み始めてみたものの・・

なかなか法律の門外漢がすらすらと通読できるようなものではない。

一つの段落が数ページにわたる。
一つの文が１０行近くにわたる。

また、
等級表が何ページにわたって続いていたりする。

著者なりにわかりやすく執筆されたのであろうが、
やはり、
法律というのは特殊な世界なのだとの思いを強くする一冊であった。
しかしながら、
実際にどのような事件ではどのような観点で裁判されるのか。

ということが比較的わかりやすく解説されているようでもある。
もしも、
そのような事件の当事者となった時に、
関係箇所をチェックしてまず、
全体とポイントをつかむ。
そのような読み方をすると良いのかもしれない。

ごく一部にではあるが、
問題があるとも思われる用語が、
そのような言葉を聞くことで痛みを覚える人への想像や配慮が不十分なまま、
他の言い回しもあるであろうに、
無神経に使われていると思しき箇所があった。
改訂の機会があれば、
著者の善処を望みたい。