日本建築の素人向けに書かれた本かな？

コレを購入したのは「最後の宮大工＠西岡常一棟梁」の著書が原因である。
西岡常一氏の著書では殆ど説明に見合った写真や図譜が欠損している。
おそらく出版屋が「人間学」のつもりで作ったが著者は法隆寺の素晴らしさを語っているための齟齬だと思う。
だからパーツとパーツの組み合わせ方が全く理解できないのに部品名だけは矢鱈と詳しい。
複雑に組み合わさる木組みは写真では境界線が全く解らず頭を抱えるしか無かったが「法隆寺　世界最古の木造建築」という子供向けの本と首っ引きで何とか部材の関係は理解できた。
だが建てる順番とか力の掛かり具合や逃し方が.でこの本が役立つ。
西岡常一棟梁の著作を読むときには横で広げておくと何かと便利である。
私の購入したのは古書であり　どうやら前の持ち主は建築を学んでおられたようでキモの部分に綺麗な字で書き込みがされている。
おかげでポイントもよく解った。
古書も馬鹿にならない知識の宝庫であった。