あまり必要なかったかな

お値段も分厚さも、
そして何よりも収録されているポーズ数とポーズの説明、
それらをひっくるめて市販されているヨガの教本の中ではトップクラスと言っていい一冊。
一ポーズにつき３～４枚のプロセス写真と説明文がついています。
この説明文がかなり詳しい。
写真は脇役という感じで、
じっくり読んでポーズ練習に取り組みたい人向け。
あるいはインストラクター向けと言ってもいいかもしれません。
本場アメリカのヨガジャーナルなんかもそうですが、
ビジュアルに訴えるよりも文章で説明する傾向が強いですね。
逆に日本人の著者のヨガ教本は写真やイラストを多用しています。
このあたり文化の違いを感じます。
理屈で納得したいなら本書。
直感派は日本人の著者の本がいいかなと思います。
かくいうわたしは、
はじめはきちんと説明を読んでいましたが、
そのうち面倒くさくなり、
ほとんど説明は読まなくなってしまいました。
現在は本棚の飾り状態です。
また各ポーズごとの難易度が示されていないのも不満で、
段階を踏んだ練習(まずこのポーズをものにしてからこれ、
といった具合の)にも本書は不向き。
商品の説明文に「レベルや必要に応じて、
知りたいヨーガのポーズがすぐに見つかる」とありますが、
少なくともレベルに応じたポーズ練習は本書だけでは無理でしょう。
ある程度ヨガをやっててこれ持ってないともぐりだと言われそうなので思い切って買いましたが、
あまり必要なかったかな、
というのが今の本音です。