否ヘタレで、強くて、かっこいい申公豹が楽しめる!!!

ＷＪ同名マンガのもとになった本です。

マンガに面影はあんまりないですが＾＾。


私事ですが訳本などは偕成社版→完訳→これ→いろいろ(笑)、
という順番で知りました。

はじめは安能版オリジナルの設定とアレンジによる完訳等とのかなり？の違いでなじめませんでしたが、

異訳と思うようになってからは完訳等との違いを逆に楽しむようになりました。


個人的なお勧めになりますがマンガの原点を知りたい人は安能版がお勧めです。
やっぱり原作ですので、
買って損はないと思います。

でも初めて封神演義というものを読む、
封神演義とはいかなるものなのか知りたいという人には偕成社版がお勧めです。

偕成社版は読みやすく(わりと手に入りやすいし)アレンジも少ないのでおすすめです。
光栄完訳はちょっと読みづらいので大筋の内容を把握してからの方が楽しめるかと思います。

裏技で、
二階堂氏の封神演義の世界　中国の戦う神々ってのもありかもしれません。
こちらも手に入りやすい上、
まめ知識やあらすじなどがきれいにわかります。


いろいろと批判の多いこの安能版ですが(読み方とかアレンジとか･･･)、
売れているだけあって？原典の別物・派生物と思えばなかなか面白い小説です。

そう暗示すれば原典ファンの方も楽しめるかと(たぶん…)。


それからこの本に書いてある豆知識っぽいのはあんまり当てにしないほうがいいかもしれません(笑)。

しかし封神演義はごちゃまぜ戦記に近いものがあるので、
原典自体あまり当てにできるものではありませんが・・・。

安能版はnotへたれな、
かっこいい、
強い、
原典とは別物な申公豹が楽しめる特徴的なものです。

かっこいい申公豹を是非楽しみましょう＾＾

しかし、
最初読んだ時の印象が悪かったので星は3つです＾＾。