現代の金融政策を理解する上で格好の図書
低成長の日本経済が何度も外部ショックに見舞われた2000年代の10年間、
日銀政策委員会が、
海図なき航海をどのように乗り切ってきたのかが本書を通じてよくわかる。
本書は、
金融政策の現場からの報告であり、
政策委員会および各審議委員の問題意識、
各政策の狙い、
そしてその限界などが生々しく伝わってくる。
日銀が世界に先駆けて行なったゼロ金利、
量的緩和などの非伝統的政策は、
今や世界の主要先進国で採用されているだけに、
現在進行形の世界経済を理解する上で本書は大変貴重な手掛かりを与えてくれる。
しかもその非伝統的政策の中核をなす量的緩和はいわば麻薬であり、
その出口戦略には多大な困難を伴うことを著者はなんども強調している。
その意味では、
世界経済はある意味で激震前の小康状態に過ぎないのだ。
世界経済に関心のあるもの、
特にこれからを担う経済学徒には、
是非手にとって欲しい。

リーマンショック前、
欧米先進国のエコノミストは日銀の無能ぶりを揶揄し、
見下すような見方をしていたが、
世界的金融危機以降、
彼らも日銀が蓄積した知見を参考にせざるを得なくなっている。
ともすれば皮相的になりがちなマスメディアの報道からは、
なかなか政策当事者の真の狙いが国民には伝わりにくいが、
本書は独立性をもった中央銀行が、
真摯に24時間、
365日、
日本国民のために海図なき航海を必死の努力で乗り切ろうとする様子が手触りで伝わってくる。

海図なき航海はまだ道半ばなのに、
新しい船長は、
過去の識者たちの航海技術や知見を気にしていないかのようだ。
操舵は少々荒っぽくなってきたように見える。
日銀の動きからますます目が離せなくなってきた。
リスクとの闘い 日銀政策委員会の10年を振り返る

その他の感想

いい商品だと思いました。
いまさらながら見ました
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まぁまぁ参考になったかな
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