石っ子の原点…｡

以前に書店で立ち読みをしたことがありまして
不覚にも涙してしまった本です｡
物心ついた時には､砂利道に座り込んで､お気に入りの石を探していた､幼い日の自分を､この本の中に見つけたのです｡
石が好きというより､執着に近い私の拘りに､理解を示してくれる人はいなくて､そのことを悲しいと思ったこともないつもりでしたが､この本は､私が石に対して感じていた「愛しい思い」を､丸ごと代弁するような内容で､この本の存在が「石っ子」としての私に､初めて「うん」と言ってくれた友だちのように感じました｡
今でも､名前を付けて可愛がっている石を､ポケットに忍ばせ､日々一緒に過ごしている私の､最高の「エンパワメント」の源です｡