イエス！バカ映画！(良い意味で)

エンドロールが終わった時に、
何も考えることなく「ウォー！楽しかった！」と感想を持てる一作。


深く考えさせられることで心に残る作品も映画を観る楽しみの一つではありますが、
逆にこれくらい何も考えなくても楽しめる作品というのも、
やっぱり映画の楽しさですね。


かと言って、
バカ騒ぎをしているだけでもなく、
ドゥエイン・ジョンソンが、
ザ・ロックをセルフパロディ化するあたりや、
世にも笑えるキスシーン、
ジャック・ブラックのお色気講座を真剣に学ぶカレン・ギランの奇妙さ等々、
コメディとしての笑いに満ち溢れています。
ただ、
それだけで終わることなく、
お互いが旅の中で徐々に心を開き、
打ち解け合っていく過程は「ブレックファストクラブ」を思い出されてちょっぴり感動も。


故ロビン・ウイリアムズ主演の95年ジュマンジにおける、
非現実のゲームが現実に侵食してくるシチュエーションから180度変わって、
本作はゲームの中に入り込むストーリーだった点が、
残念ながら前作の方が個人的には好みのシチュエーションだったので星ひとつマイナスさせて頂きましたが、
個人的には息子たちと馬鹿笑いしながら、
もう一度見返したいと思うくらいに楽しめたことは間違いありませんので、
おススメです。