「もんじゅ」の気持ちがよく分かる
 高速増殖炉もんじゅ君の自分語りによる、
高速増殖炉、
そして原発の解説本。

 擬人化もここまで来たかという感じだが、
もんじゅ君の気持ちがとてもよく分かる一冊になっている。
鳥獣戯画を始め、
擬人化は日本の文化であるし、
プルト君よりはましでしょう。


 1995年のナトリウム漏れ火災事故が起こった時の気持ち、
高速増殖炉と一般的な原発の違い、
ナトリウムを使用しているために困ること、
核暴走の起こりやすさ、
プルトニウムの怖さ、
世界の高速増殖炉、
日本が核燃料サイクル計画を諦めきれていない理由、
2050年の夢などについて、
ただ解説するのではなく、
もんじゅ君の視点から書かれているので、
臨場感にあふれていて、
とても伝わりやすい。


 福島原発事故のせいで悪者にされている原発フレンズだが、
本当は彼ら自身が最も悲しんで、
最も廃炉になることを願っているのかもしれない。

 反原発の人は、
ただ単に原発に反対するのではなく、
彼ら原発フレンズの気持ちを慮り、
早く彼らを廃炉にできるよう、
前に進むための議論をしなければならない。

 埋没原価の発生を回避しているだけのコンコルド効果に囚われず、
前へ進むための研究、
投資を通して、
再生可能エネルギーなど、
本当の科学技術の進歩を目指していかなければならない。


 本書にも書かれていたが、
もんじゅや美浜原発から琵琶湖までの距離は30kmしかない。
福島原発事故で言えば、
計画的避難区域の場所に、
関西の1,400万人の生活を支える水資源があることになる。

 これから、
日本が世界と伍して戦っていくためには、
水資源は大きな武器のひとつとなり得る。
原発は、
人々の生活だけではなく、
日本の大きなビジネスチャンスを奪ってしまう可能性もある。


 「2050年もんじゅの夢」は、
読んでいて目頭が熱くなった(花粉症気味だったのもあるが)。

 美しい日本の国土、
人々の生活、
海や風、
地球そのものを守るために、
もんじゅ君とは、
さよならしなければならない。


 さよなら、
もんじゅ君。
さようなら、もんじゅ君---高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし

その他の感想

思った以上に、
耐久性はどうか使い続けて見極めてみます
裾上げに重宝しています
初めての鍼灸
反転液晶
期待するほど効果はない。
国家こそが「イノベーション」を支えて来た
暖かな生地
可愛い子犬の物語です。
バックライトが・・・・・
喜んで!
家にあったのでどうやってつかっていいかと
星4つ
当たり前のことですが・・
やはりキレイ
流石ブルーレイですね!
狼達の新たなスタート
文句無し!
平切りほしいもが一番
意識のハードプロブレムを考えるきっかけになる良書
表紙がキレイ
もじれる社会
おしゃれなデザイン!
キラキラキレイ
ピタゴラゴール♪
値段の割に使えます
二回り大きいサイズでもいいかも。
既成の価値観が崩れいく60年代社会から遅れ、保守化の80年代へとつながる70年代アメリカ映画史が見える
日本製のDD-3を使ってましたが
迷ったらこのオイルでよいと思う
戻る