多彩なオプションで変化自在、軽快な望遠システムのカメラ

　1nikkorの70-300を同時に購入してまだ試験的に使っている段階だが、
シャッターショックがないのはよい。

若干使う人を選ぶカメラなので4つ星にしておく。


ビルトイン風のキャップがある小さなズームレンズ、
明るい小さな単焦点、
デジスコーピング用のアダプタなどオプションも気がきいている。

センサーが小さいから一部の人にボロクソに言われているようだが、
ソニーのミラーレスなどと比べてセンサーが小さいからこそ
小さなレンズでより望遠がきき、
マイクロ撮影でより倍率が稼げるのである。
買う人はなぜこのカメラを買うのかをよく考えてから買ったほうがよい。

夜景などを写して汚いとののしる人は、
ソニー機のように高感度に強いAPS-Cセンサー搭載機種を買えばよいし、

ファインダ後付が気に食わないならついている機種を買えばよい。


　ニコン1シリーズにFマウントレンズを装着するアダプターFT-1のことも野鳥撮影に便利と喜ぶ人がいる一方、

カスだとけなしている人もいる。
「何のために」Fマウントレンズをこのカメラに装着するか考えて買っているのだろうか。

高いものを買う前にリサーチしないのだろうか。


　アダプタ経由でニッコールレンズを接続すると、

中央1点のシングルAFで、
AF-C（ファームウェアのバージョンアップでAF-SだけでなくAF-Cも効くようになった）でも、
Fマウントの新しいレンズは
M/A（マニュアル優先オートフォーカス）搭載のものが多いので、
マニュアルフォーカスで最後追い込めばよい。

「AFエリアが動かない」「手持ちのレンズが皆半端な望遠になって使いものにならなくて」などと書いている人を見かけるが、

最低でも300ミリ、
500ミリのテレコン耐性がある単焦点や、
80-400VRなどの高価な望遠ズームの焦点距離を伸ばして鳥や飛行機の
超望遠撮影をしたいとか、
マイクロニッコールの倍率を上げて超拡大撮影をしたいといったはっきりした目的がないのなら、

FT-1でFマウントレンズをこのカメラに着けるのをやめたほうがいいし、
このカメラ自体を買わないほうがよい。