コラボ作品と思えば

マイケルの歌声が聴けるのは貴重なことです。
バラードの6,10は、
マイケルの声に大変癒されます。
トラック1は元々が共作を前提に作られた曲なので、
マイケルのアイデアに変更を加えてでも完成されたことは、
喜ばしく感じます。

トラック9はオリジナル版が聞きたかったですが、
マイケルの作品に日本人の名前がクレジットされた極めて稀な作品なので、
どんな形であれ聞いておきたいものです。

しかし、
その他のトラックは、
なぜ変なアレンジを加えるのかな、
、
。

音が今風なのはわかりますが、
ベースやキックの音圧が高すぎる、
デジタル風でギンギンしすぎ、
マイケルの声の良さが引き立たない。

確かに当時の音は、
現代の技術から見ればスカスカでしょう。
でもそれでよいのです。
歌が上手い人ほど、
オケはシンプルがよいです。

xscapeのリミックスもそうですが、
、
。

遺作を聴きたい方にはXscapeのデラックス版のオリジナルトラックが最もおすすめです。
a place with no nameなど、
リズムトラックとアコースティックギターしかないですが、
そこにはすでにマイケルの独特のリズム感が感じ取れ、
また声が引き立っているのもわかります。
ギターとドラムしかないのに、
メロディが頭に残るのはやはり、
マイケルのオリジナル版のほうなのです。
リズムトラックって言ったって、
シンプルなドラムに手拍子だけなのに。
なんでなのかわからない、
これはもう才能の差としかいいようがないでしょう。


Michael に話を戻します。

カシオトラックと非難されている中でもmonsterは好きな曲。
アレンジも好きです。
このアレンジを聞いたら、
マイケルはどう歌ったんだろう。

メロダイン(音程修正ソフト)による加工で初音ミクみたいになったマイケルの声を聴きながら、
思いをはせています。


叶わぬ夢ですね。


最終的には、
このアルバムは、
マイケルと他のアーティストのコラボアルバムだと思って聴くのがよいと思います。
生きていたとしても、
もしかしたらそういうことも起こったかもしれないし。