暴力減少の歴史
どうやって人類は発展してきたのか、
経済的に発展している国とそうでない国の違いは何なのか。
戦争ばっかりしている人たちって、
なんでそうなのか。
ピンカーの本書は、
「暴力」の観点から、
人類の発展を論じている。


強力な結論は、
「人間社会における暴力(戦争、
殺人、
暴力犯罪、
レイプ、


)は有史以来減り続けている」というもの。
これは意外に思われるかもしれない。
もっとも凄惨な戦争がおこった20世紀についても、
全体を通じてみると、
この平和化のプロセスは続 いていた。
戦争により死亡する人の割合は、
先史時代の遺跡からのデータでは、
5‐50%におよんでいた。
平均は15%くらい。
国家を持たない狩猟採集民でも14%程度。
国家社会の統計を取ると、
これはものすごく低くなって、
1%未満。
国家の誕生が暴力の発生に強い歯止めをかけたということだそうだ。
暴力を取り締まる装置として国家が、
うまく機能したと。
第二次世界大戦は、
確かに史上最大規模の死者を出した戦闘だったが、
実は、
人口比に直すと、
過去、
それ以上の規模の戦闘が起こっている。
第二次世界大戦の死者数は5500万人とされているが、
たとえばモンゴル帝国の征服(13世紀)では、
4000万人が死亡したとされ、
現代の基準に直すと2億7800万人の死者数となる。
両者ともにとんでもない数だが、
いずれにせよ 、
第二次世界大戦が過去最悪の戦争だったとは言い切れない。
それと、
戦争はだんだん大規模かしているかもしれないが、
もしかすると、
本当に第二次世界大戦が最後の大きな戦争ということだって、
大いにありえる。
著者は統計学の考え方を使いながら、
そのテーゼについて論証している。
これは結構おもしろい。
(第5章)。
国家ができた後の、
おもな暴力の(戦争の)原因は、
宗教とイデオロギーだった。
啓蒙主義、
人権思想の発展、
共産主義や全体主義の衰退、
にともなって、
これらを原因とする暴力は格段に減った。
あと、
暴力事件を起こすのはたいてい男性だが、
20世紀における女性の権利の広がりも、
暴力の減少に寄与しているのではないかと著者は言っている。
ただし、
サッチャー は弱腰のジョージ・シュルツをバッグで殴ったらしい(^_^;) 上下合計1300ページと、
むちゃくちゃ長いのであるが、
読んで損しないと思います。
(ひまだったら)。
暴力の人類史 上

その他の感想

ほぼ写真通りです
まさにイタリアン!の味です
この本を理解できれば有象無象から脱却できる
取り付け、仕上がりが不満で星3つです。
ネット専門店より
見た目がいい。
仕事の時はいつもこれ
カクテル(**)
ここれはいい
「クレイジーな人達をたたえよう」
吸い口が割れてしまった。
ここまでくるとどこでも一緒だよね?
バルコニーの花の為に
50タイトル約60ページで700円は高い。
着心地がとても自然
不具合がありましたが
若さと眩しさ
安物買いの銭失い、ではない
ここ数年のDシリーズでは面白い方
しっかり留まります♪
お気に入りの小銭入れ
一般受けしそうな軽いラブストーリーでした
もう少し知っておきたい。
贅沢系ゴルフ雑誌
1920年代のアメリカでのプレイには是非
買いました!よかったです(^O^)
日本一の大株主で有名な竹田和平さんからの教えが書かれた本
着眼点がすごい
3段階に分かれていていいです。
※USB-DACには使用できません。
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