人にはその能力を最大限に発揮できるステージがあり、山本直純の場合は、それがクラシック音楽の底辺を広めるというステージだったのだと思う
私は山本直純がテレビでタレント的活動をしていた姿を実際に見ているし、
後には、
その山本直純が小澤征爾以上の天才と評されていたという事実だけは知ることとなったのだが、
当時の活動を思い出すにつけ、
率直に言って、
そうした評価が信じられない思いでいたものだった。
今回、
そんな二人を並べて取り上げた本書が発売されることを知り、
一体、
本当のところはどうだったのだろうかと大いに興味をそそられ、
本書を楽しみに読ませてもらった。
 

その本書では、
二人の活動の節目ごとに、
時代を全六章に区切って二人の活動状況を並行して描いているのだが、
私は、
世界の巨匠としてすでに広く世間に知れ渡っている小澤征爾のエピソードよりは、
知らないことが大半であった山本直純のエピソードの方に特に興味を引かれた。


愚直にクラシック音楽一筋に勉学にいそしみ、
努力に努力を積み重ねてきた小澤征爾に対し、
山本直純は、
藝大在学中からすでにセミプロとして活動し、
放送劇の伴奏、
映画音楽の作曲などで1,2晩の徹夜は当たり前、
5,6ヶ所のスタジオを掛け持ちして稼いでいたとにかく忙しい学生だったのだそうだ。
卒業後も、
才能豊かで器用がゆえに、
次から次へと舞い込むそうした仕事を受ければ受けるほど、
お茶の間の人気者にはなっても、
「逆に、
クラシック音楽界の正統派から遠ざけられ、
溢れる才能を王道クラシック音楽で発揮できる機会を失わせることにも繋がった。
だがここまでの流れをみると、
それは必然、
あるいは運命だったとしか言いようがない」(89ページ)と筆者は語っている。
 

ここで、
最も私の印象に残った山本直純に関するエピソードを紹介しておきたい。
「世界の表舞台に立つべき才能が、
メディアに消費されてしまう」と憂えた岩城宏之が、
N響の定期演奏会を振る機会を整え、
「こっちに戻ってこい。
オレたちとまた一緒にやろう」と言っても、
なかなか首を縦に振らず、
根負けして「わかったよ、
ありがとう」と言った山本直純の声は涙にかすれていた(154ページ)のだそうだ。
山本直純と小澤征爾 (朝日新書)

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