士は己を知るもののために用いられよう
 通勤電車で史記列伝を楽しむには、
ちくま学芸文庫や、
徳間文庫の史記シリーズか、
この岩波文庫の「史記列伝一〜五」です。
岩波より、
ちくま・徳間は高いので、
列伝の内容だけ楽しむには岩波がおすすめ。
ただ、
漢文と書き下し文が付いていないことと、
「本紀」が出ていないため、
歴史の流れがつかめないという欠点があります。
列伝の話を味わうには、
全体の流れをつかむ必要がありますが、
その方法としては、
横山光輝のマンガ「史記」や「項羽と劉邦」を漫画喫茶とかで通読するのが横着者には一番。
ただし、
横山作品は読者が解りやすいよう独自の解釈を加えていると思われるので注意。


 岩波各巻のうち、
「二」は、
歴史の中で一瞬のきらめきを世に与えた人物が中心に取り上げられています。
「隗より始め」られた人材厚遇で、
弱小国燕に迎えられ、
王の仇である強国斉を滅法寸前まで追いつめた楽毅、
下っ端役人だが上の者が皆戦死して将軍に担ぎ上げられ、
情報・心理戦を駆使し住民の意識を一つにして絶対多数の敵を蹴散らし斉を滅法から救った田単。
私が一番好きなのは、
廉頗(れんば)将軍です。
趙の名将だが、
強国秦との戦いでは勝利を収められず、
プライドは高いが、
日頃侮辱していた蘭相如の国を思う志を知るや、
肌脱ぎになり茨の鞭を差し出して謝り「刎頸の友」の語源となる交わりを結び。
最後は年寄りで頻尿だと讒言されて国に帰れず。
「負け組」ですが、
直情径行で清々しい。
「刺客列伝」も市井の士である刺客達の「自分を評価してくれる人ために命をかけて働く」志に勇気付けられます。
でもそれってヤクザの鉄砲玉が「親分につくす」のと精神構造は一緒ですけど。
史記列伝 2 (岩波文庫 青 214-2)

その他の感想

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編集者骨折しろ
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