グローバル化時代の自治体政策を論じた良書

真のグローバル化が進行している今日、
国際的な産業政策の主体として地方自治体はますます重要な役割を担うようになる。

そうなると地方自治体といえども、
その視野、
政策の範囲はおのずと当該自治体を超えていく。
ただ、
その果たすべき役割はまだ確立されているとは言いがたい。

本書は自治体が果たすプラットフォームとしての役割について詳しく分析した貴重な研究書である。
著者の実務経験も活かされていて、
議論が上滑りしていないところがとくにすばらしい。