青森県のローカル・トラック
『「東京」に出る若者たち』は、
弘前大学の雇用政策研究センターを核としたグループが継続してきた研究の最新の成果である。
徹底した「青森目線」をもつ経済学、
政策論、
社会関係の専門家が、
それぞれの糸口から人の動きと人生のかたちを分析している。
その大規模な調査データや若者たちの語りは、
いずれも3.11以前に得られたものであり、
平常時の人の流れの深刻な実情が切り出されている。

「地方出身者にとって、
大都市への移動が避けがたい選択であるのならば、
せめてその先にあるものについて見通しをよくしたい」と著者らは願い、
本書により「東京」に生きる青森や、
「東京」への流出なしには生きられない青森を描き出した。
それは、
県民にとっては当たり前の日常だが、
他の地域からみると驚くべき実態である。
著者たちは、
この人口移動の伏流水脈を「ローカル・トラック」と呼び、
本書の縦糸としてストーリー性をもたせている。

とりわけ後半のケーススタディでは、
若者たちの生き様が再現映像のように浮かび上がる。
各都道府県に特有の文化を話題にする『秘密のケンミンSHOW』という番組が人気を得ているが、
本書もまた「学術的に整理されてみると、
なるほどこういうことって、
あるある」と頷きながら読み進めることができるだろう。

青森の、
そして東北のこの先の再活性化について、
変革の難しい人口移動の問題との接続をもちつつ考えるためには必読の書といえる。

(青森県の地元紙『東奥日報』には、
本書はこのように紹介されています)
「東京」に出る若者たち―仕事・社会関係・地域間格差

その他の感想

BORG 7922 レビュー
スティングモデルが復刻!
ファンタム電源供給で長時間の録音が可能です
頭の計算
鉛筆、ボールペンなどで書くには最適
微妙(^_^;)
注目のハイレゾ対応ポータブルプレイヤーの一斉比較
構造的には結構良いですが、ビニール皮革がチャチい。
リピートで購入
デザインはShineの廉価版だが、ボタンとしても面白い
水戸岡氏の仕事哲学の集大成
リアルな子
この時期は
スペシャル!
さわやかな使い心地、でも落とし穴
Good stuff! Motivating and encouraging.
自伝的短編小説が含まれた最新作
すぐきました
このクッションは安心感があります。
コンサートで大活躍でした!
西宮原
ハンデをカバー
日本語字幕を付けてほしかったです,
袖丈が短い?
くさくない
やってみて感じた
博士の話している姿が思い浮かべることのできる本
期待外れ買う価値なし
有りそうで無い珍しい箱です
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