じっくりと味わうように

ホキ美術館を１日廻るにも関東圏でないファンには難しく、
このような画集を楽しみにしていました。
現代の写実画の作家を網羅する構成と代表作の写真が、
写実とは言っても画家の作風が現れていることを比較して納得しました。
描き手の個性が表れることが、
単に現実を撮すこととは違って、
絵画であることの明かしです。

新進の作家さんがページ数は少ないものの収録されていますが、
諏訪さんは入っていませんでした。
私の大好きな五味さん、
塩谷さんが入っていてヒートアップ。
ヌードも楽しみですが、
みずみずしい静物がも楽しみ。
普段の生活のショットのような絵もあれば、
複雑な海岸の岩の絵がある。
何を美しいと思うのかが現れている作家さんばかりでした。

好きであれば必ず買っておくべき画集だと思います。