画期的で、今後のスタンダードになり得るマーラー論
この本がどれだけ意欲的であり、
マーラー研究において画期的であるか、
語りきれない自分の筆力の無さがうらめしい−−そう思わせるほど、
この本はあまりに素晴らしく、
読後の感激を禁じ得なかった。


特に印象的だったポイントを挙げておく。


1)アルマとの距離のとり方
いままでマーラーの言動の引用元としてよく利用されてきた、
妻アルマの証言から一定の距離を保っている。
アルマは魅力的なテキストを多く残したが、
交響曲第10番の楽譜を長く秘匿した事や、
死後のマーラーの神聖化・伝説化を推進するなど、
その言動に作為が見られるためだ。

ただし、
アルマという「作曲家であり理解者でもある最良の助手」を得た事により、
マーラーの作曲活動が最高潮に達したことも公平に論じている。


2)交響曲第9番論
この交響曲を論じる際の定番は、
間近に迫ったマーラー本人の死と絡めることである。
また、
多くの作曲家の遺作となった因縁の番号だけあって、
マーラーが死への恐怖から「大地の歌」を第9番としなかった、
という説もよく知られる。

ところが筆者は、
真っ向からこれに反駁している。
様々な証拠や周辺状況から、
第9番作曲時のマーラーは「心身共に極めて壮健」な状態にあり、
だからこそこれだけの傑作を書き得たのだ、
と論じる。


3)交響曲第10番論
国際マーラー協会は、
この曲の第1楽章しか出版していない。
略式譜は完成していたが、
オーケストレーションが中途であるためだ。

しかし筆者は、
この曲をマーラーの真筆としない姿勢に対して、
協会の独善だと厳しく非難している。
「例え補作の手が入っても、
人類の至宝たる名曲である」「補作者クックの姿勢は、
極めて謙虚かつ真摯だった」「支持・不支持の最終判断は、
協会ではなく聴衆がすべきである」という主張には、
全く持って首肯せざるを得ない。


マーラー研究は、
次々と新しい資料が出てきていることもあり、
今後の筆者の更なる著作にも大いに期待したい。
マーラー (作曲家・人と作品シリーズ)

その他の感想

苦境
踏み板部分に切れ目がないのがよい
全く新しい”食”の読み物
クセがない…??
とりあえず突っ走れ
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見た目気にならなければ全然良い
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