圧倒される、素晴らしいベスト

いろいろな調査から決まったリスナーから愛されている楽曲と2つの新曲を収録し、
ミックスを全編アップデートした初のオールタイム・ベスト。


とびきり華やかな新曲1で始まるDisc1の10までの勢いは、
本当に圧倒的で言葉を忘れます。
音像が大きくなった印象、
とても良い。
シングル・バージョン「幸福論」の新鮮さに驚き、
カップリングの「すべりだい」がデビュー・アルバムと同じ香りがすることが楽しく、
どちらも初めて聴くのにどこか懐かしい感じがうれしかった。
歌謡曲のような味わいの14、
ザ・ピーナッツを思わせるコーラスがとてもモダン。
Disc2は音楽性の幅が大きく広がる。
やはり歌謡曲のような香りもする新曲1、
キャッチーかつグルーヴィーで素敵な楽曲。
ハイギアのグルーヴの3、
5は、
鳴りの良いバンド・サウンドが心地よい。
8、
9での乾いた抒情性は椎名林檎の真骨頂と思います。
心にしみじみとくるものがある。
紅白でのデュエットが熱かった12、
ち密な歌作りを再認識しました。


ひたすら圧倒され、
引き込まれ、
時間を忘れます。
林檎さんの音楽は、
20年前も今も、
はるか高みを行っている。
僕らはただただ見上げて、
純粋に楽しめばそれでよいのだと思います。