ブルーナをおこちゃまだと思ってる人には、ぜひ本書を手に取ってもらいたい
 表紙カバー折り返しに、
ディック・ブルーナの直筆のメッセージが書かれている。

 「デザインはシンプルであることが一番大事。
完璧であるだけでなく、
できるだけシンプルを心がける。
そうすれば見る人がいっぱい想像できるのです。
これがわたしの哲学」
 この哲学がすばらしいし、
ディック・ブルーナの作品がそれを体現しているのがすばらしい。

 ブルーナって言えば、
ミッフィーがシンボルなのは間違いないけど、
この本を手に取れば、
それだけの人じゃないことがよくわかる。
この本、
「芸術新潮」2004年3月号の再編集であり、
さらにその「芸術新潮」は、
2003年から2004年にかけて全国で開催されたディック・ブルーナ展に合わせて特集が組まれたものだ。
僕は板橋区立美術館で実際に作品を見たんだけど、
本書にも掲載されている、
初期のブックデザイン、
ポスターデザインは、
どれもお洒落だし、
センスいいし、
渋いし、
もう最高だった。

 ミッフィーとキティの差異って明らかに“消費社会”に対するスタンスだと思うんだけど、
シンプルなだけに、
色の選び方とか線の描き方に両者の差が表出するんだよな。
この本ではブルーナのイラストの描き方が公開されているんだけど、
これが丹念実直な感じでいいんだよねぇ。
「わたしの線は、
いつもすこし震えています。
まるで心臓の鼓動のように。
震える線はわたしの個性なのです」って本人も言ってるけど。
マスプロダクトである前に個性であり、
商品である前にアートなんだよな。
そこがキティとの違い。
ブルーナのブックデザインの心掛けはこうだ。
「第1に、
著者が満足すること。
第2に、
店頭で人々の目を引きつける魅力があること」。
この第1と第2のプライオリティが、
今のマーケティング社会って明らかに逆転しちゃってる。
つまんねぇー世の中である。
ミッフィーだけを見て、
ブルーナをおこちゃまだと思ってる人には、
ぜひ本書を手に取ってもらいたいです。
ディック・ブルーナのデザイン (とんぼの本)

その他の感想

昔、そうとうやりました
高度なテクニックです。
主人公が合体途中を攻撃はいけません(笑)。
認めざるを得ない、食わず嫌いを改めさせてくれた作品。
がっかりだ
シンプルですがちゃんと充電してくれてますよ。
減速感なし、非常に楽しめる
時計の合わせ直しナシ
写真掲載について
文学的可能性を開拓した作品群。
練習して慣れてから使って下さい。
まぁ、まぁ…
改めて見る日本の文化遺産
従来のブロックよりも、3次元での再現性が高い。
スマホ初心者でもそうでない人にも!
宮城谷文学最高!
期待したほど強度は出ない
ファンなら…。
バナナクリップ
10ヶ月使用中、なんの問題なし。
縫製がなってない
トレードカラー、レッド系
韓国の仮想敵国は北朝鮮でなく日本らしい。
土地に対する見方が分かります。
トランプの紙のお面と同じようですね
喜んでもらえました。
快適かつ美しい
小食な高齢な方にお勧め
車のDIYには必須
戻る