良質なアルバム

7オクターブ(実際は5オクターブ？）あるという超高音のヴォイスは影を潜め、
張りのある声も控えめで、
どちらかと言うと囁くような声で歌っている。

何時頃からこのように変化していったかは知らないが、
久しぶりに聴くような僕にとっては新鮮な感覚だ。

全体の印象も派手さは無くしっとりと落ち着いた大人のポップス。

今回のアルバム、
決して売れ線狙いではなく自分の信じる最高のポップスを作っているような意気込みが伝わってくるなあ。

その辺りが、
全世界でこれだけ支持されている一因となっているような気もするし、
作曲、
プロデユースまで手がけるなんて並の歌手では無いことも間違いないだろう。

今頃彼女の凄さに気づくのも遅かったが、
これからは彼女の歌を買い続けていきたくなるような良質なアルバムだと思った。