取り上げる必要のある本
憲法を学ぶはしくれの大学院生の立場から一言したい。

著者は平和構築の分野の第一人者であり、
その場面では傾聴すべき点も決して少なくない。

しかし、
本書はまさに「生兵法は大怪我のもと」を体現したような書物である。

憲法学界の極めて端にいる本評者であるが、
憲法学界は著者の説くような東大学派の独占状態ではない。
また自身の法哲学的見地から憲法学を鋭く批判する井上達夫氏の議論も、
(少なくとも)真っ当に取り上るべしとする憲法学者は少なくない。

しかし井上達夫氏の議論を取り上げる憲法学者であっても本書の様な議論は取り上げないだろう。

何故か。
それは、
法律学としての議論の水準が低いからである。

この点紙幅の制限から詳述できないが、
さしあたり、
英米法的に憲法を解釈すれば9条の下集団的自衛権が認められるなどというのは全くナンセンスな議論である、
という程度で充分であろう。
コモン・ロー上自衛権が認められるとしても(この解釈自体成り立つかが疑問であるが)、
それを9条が制限している、
という解釈は論理的には成り立ちうるからだ(私はこうした解釈をしないが、
ありうべき解釈だとは考える)。

またコモン・ローというのは、
それだけで英米法学において多くの専門家のいる、
極めて複雑な分野である。
憲法学に限らず法学において、
安易に言及すれば批判を免れ得ないコモン・ローについて、
(憲法学以前に、
法学の)専門外の著者が言及できるというのは、
なかなか驚きである。


こうした内容上も批判の多いところだが、
学問の作法上問題があることも多々指摘されている。
この点は、
水島朝穂氏のブログを参照されたい(私は氏の9条論には賛同しかねるが、
この批判に関しては同意する)。


ただ一方で、
党派性抜きに、
「まともな」憲法学がこうした議論を取り上げ、
きちんと批判しておくことが今後必要にもなるのだろう。

「相手しない」ということが許されないのは、
この著作に対する他のレビューからも明らかである。
ほんとうの憲法: 戦後日本憲法学批判 (ちくま新書 1267)

その他の感想

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う〜ん
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