ワイナリーを始めたいと考えている方も、単にワイン好きからの興味だけの方も、読んで損はない良書！

大変興味深く拝見しました。
筆者の体験を飾ることなく、
わかりやすく語ってくれていると思います。
他の方々もコメントしていますが、
本当に一気に読めてしまいます。

反面、
その分本当はもっと重かったはずの大変な体験が意外と軽い印象になっているのではないかと言う疑問も感じない訳ではありません。
ワイナリーを始めるにしても、
やり方はもっと多様な方法もありますし。
とはいえ、
やはりこれが王道でしょうか？なお私の場合、
1番疑問を感じたのは生産量とワインの価格設定あたりかもしれません。
なかなかこの価格でワインを売るのは大変なはずですし、
しかし単価が安くなると本当はシビアな利益分岐点の検討などあるはずです。
確かに特区は少ない生産量で免許は取れますが、
その量で利益を出すのは難しくないだろうか？とか。
しかし多分この本の意図は、
そのような難しい話をすることではない気もしています。
同じような考えで起業する仲間が、
更にできれば長野の地域に増えて欲しいという点が真意では？とも感じました。

ともあれ、
他の方もおっしゃっていますが、
聞きに行けば、
そんなことも隠すことなく説明してくれそうな優しい人柄が見えてくるような文章です。
この本はほんの入り口で、
更にその先を本当に知りたい方は、
さあ聞き来なさい、
とか。

本当にワイナリーを始めたいと考えている方も、
単にワイン好きからの興味だけの方も、
決して読んで損はない良書だと思います。