行間が読みたい

他の方も仰っているように「古き良き時代のサラリーマン」の体験談です。
今の感覚だと「パワハラ？」という事もさらりと書かれています。

ひねた心で読むと、
うんざりします。
商談後の雑談や宴会等でこれらを語られると遠回りな自慢話にしか聞こえず、
愛想笑い全開になること間違いなしです。
正直後半は食傷気味でした。

しかし、
作中で詳しく語られてはいませんが、
市場開拓に伴うご苦労や命に関わる危険もさぞかしあったことでしょう。
著者を始め、
世界中を飛び回ってビジネスの第一線で働く商社の方々がいた（いる）おかげで、
今の日本に世界中のモノが集まっていることは疑いない事実だと思います。

素直な心で読めば「海外は面白い！」と思えます。
営業さんに体育会系が多い･･･というか体育会系しかいないのも納得できる一冊です。