今まで読んだ阿部さんの本の中で一番しっくりきた。

シルバーバーチに始まりいろいろな本を読んできました。

本に感動するたびに、
もうこの本で最終だななどと本気で思っていました。


でもその繰り返しです。
エンドレスです。

頭で分かったつもりになっているだけだったようです。


阿部さんの本は全てではないですが、
何冊か読みました。

この本では、
私の中の色々な知識の断片が結合されるような気持ちの良さを感じました。
モヤモヤしていたことが理解されるというのでしょうか、
たくさんの気付きを頂けたように思います。


ただ、
私の年齢のせいもあるでしょうが、
というか実は結構若い頃から、
本を読んでも詳しい内容はすぐに忘れてしまう傾向がありました。

この本の内容も、
ついさっき読み終えたばかりなのに印象ばかりが残っていて、
具体的にはあまり覚えていません。
（笑）
それは実感が無いからだと妙な気付きがありました。

読んだ時の私には分かったつもりになっているだけで、
結局、
腹の底からの理解に至っていないのだと思います。


そんな数少ない記憶の中で、
この本の次の部分に希望を持ちました。

「究極の真実は、
私はだれか、
という問いに対する答えであり、
それは知識ではなく体験です。
」
ですから、
この本で私のエンドレスだった探求が終わるわけではないです。
それでいいんだよ、
と教えて頂いたように思います。


本の前半に阿部さんの見性体験前後の出来事が興味深く綴られています。
結局、
見性体験とて重大ではあるけど一つの通過点に過ぎないことが語られています。
人間が体験するエンドレスって宇宙が無限大に大きいからであって、
むしろ喜びなのだと気付かせて頂きました。