切れ味鋭いが、若干ブレ気味
「藩とは何か」というのは「幕藩体制とは何か」ということを考えることの上に成り立つ議論だろう。

帯にある、
「地方の王者=戦国大名が国家の官僚=藩主へと変貌した」という命題自体がまず成立するか。

タイトルサブタイトル、
帯の売り文句は、
本の内容を一行で端的に言えばこういう内容です読みませんか?という責任あるコピーなので、
これに対する評価は当然重要になる。


そもそも論として、
幕藩体制に対する教科書の教え方が私はおかしいと感じている。

これは社会科の教育の問題であって著者の問題ではないのだが、
それを否定しないという意味では指摘されても仕方ないかなと。

例えば、
日本の選挙制度について社会の授業で、
「地盤とお金もなければ当選は難しい」とは絶対に教えないだろう。

あくまで、
「被選挙権に年齢制限はあるが、
誰でも立候補することは出来て当選すれば政治家になることが出来る」と教えるはずだ。

だが、
実際にどちらが実態に即しているかという「本音」を問えば、
前者であることに異論がある人は少ないだろう。

どの選挙であっても立候補は被選挙権を満たしていれば確かに誰でも出来るけれど、
一定の票を得られなければ供託金没収という制度があり、
組織票、
利権票が大きく左右する中で「手続き上誰でも立候補出来る」ことに嘘はないけれど、
現実誰でも出来るかと言えば供託金没収を払える人かそれなりの地盤を持ってる人というのが実態だろう。

だからといって、
実態がつまり本音がそうだからと言って前者を教える学校や教科書はないはずだ。


幕藩体制についても同様で、
幕府と藩が現実は徳川将軍家が武士と言われる身分の代表であり、
その徳川将軍家と徳川家を支えるいわゆる譜代大名が独占的に行う老中年寄制度を中心とした幕政において幕藩体制が動かされていて、
そこに幕末末期のごく限られた時期以外は、
外様大名が入ることが出来ず、
「ある種の主従的な関係とも取れる関係」があったのはその通りであろうが、
それは「金や地盤がないと当選できない」ということを大っぴらに教えるようなもので、
建前は朝廷の朝臣として対等な藩同士が、
徳川を盟主として国政を朝廷から預っていたというのが江戸幕府の建前だろう。
藩とは何か-「江戸の泰平」はいかに誕生したか (中公新書)

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