「トムは真夜中の庭で」の作者の作品

降り続いた雨がようやく上がった夏の日、


Davidは、
家の横を流れるセイ川で、
古いカヌーを見つけるます。


そして、
持ち主を探しに、
カヌーに乗ってセイ川を上ったDavidは、
少し年上の少年Adamに出会います。


数百年前から町の名家として続いてきたAdamの家は、


Adamのお祖父さんの代になって、
すべての財産を使い果たし、
古い屋敷でほそぼそと暮らしていました。


その家に伝わる、
数年前に隠され、
失われた財宝の伝説。


DavidとAdamは、
セイ川のどこかに隠されているはずのその宝を探しはじめます。


少年時代のひと夏の冒険、
友情、
そして家族への思い。


輝いていて、
わくわくして、
そしてせつなくて…

セイ川の流れに反射する夏の陽射しが、
きらきらと印象に残る物語です。