リヴァイアサンはどこにいる?
第二巻の内容まで含めてレビューします。


まず、
本書は翻訳がとても分かりやすいです。

格式張った表現や古風な言葉遣いなどは全くなく、
平たい文章で内容に集中することができます。

全四部構成の後半、
教会批判を含む神の王国論についてはバッサリ要約されていますが、

これも大半の読者の需要に適ったものであると思われるため、
個人的には高評価です。


読者としてのハイライトは"万人の万人に対する闘争"で有名な自然法と社会契約論について述べられる部分ですが、

流れとして、
前半は個人の内面からボトムアップに人間の集合体としてのリヴァイアサンを構築していき、

後半はその人造人間のアナロジーから司法・行政・立法といった諸要素をトップダウンに分析していく山なりの構成になっています。

その中心部分を除けば今日からすると常識的な記述が続くため、
ボリュームとしては以外に少ないなという印象を持ちました。


本書は引き合いに出される文脈によって様々な読み方をされている感があります。

あるところでは民主主義の先駆け、
別の場では絶対君主制を賛美していると見られており、

扱いが難しくなってしまったのか、
ある時期から義務教育では教えなくなってしまったそうです。

ただ、
このように解釈が分かれてしまうのも、
本書が本質的にリベラルな論を展開している所以だからだと思います。

面白いことに、
ホッブズも本書を発表することによる左右両サイドからの攻撃を予期して、
各所で予防線を張っています。

このような次第なので、
読者も特定の見方に偏ることなく、
推論そのものを注意して読むべきでしょう。

そうすると、
彼の理論が自然権を基に演繹して体系化を試みたものであり、
人間の集団において現れる一つのモードについて述べたものであるということが分かると思います。


自然状態に置かれた、
本質的に平等で、
相対的な価値観に縛られた個人。

こうした集団が作り出す構造は、
何も国家というスケールに限らないものです。
リヴァイアサン1 (古典新訳文庫)

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