内容は名著だがターゲット読者層が根本的に違う

マンガでわかる機械学習ともども、
多少知った人が後輩の教育用資料を漁る視点で見ております。

本書は久保先生の緑本と一緒に読むのがベストでしょう。

そもそもベイズ統計の考え方は普通の人が考える「統計学」(真実はいつもひとつ理論)と違う点から、
確かに説明はされていますが「マンガでわかる」の領域にはむつかしいものです。

で、
たぶん初学者は線形代数の展開がばっさばっさ進むところで心折れるものと思われます。

ベイズ統計の考え方は「物理学でいう量子力学の統計学版」なだけなのですが、
常識の領域まで落ちてくるのはまだ先かもしれません。