ポアポアの実は、主人公の姿？ーこのシリーズ、岡田氏自身のイラストで、Eテレにアニメ化してほしいです。

　娘もわたしも、
大ファン’の岡田淳さん。

　娘が小３の時、
親子でハマって、
どっぷり満喫。


　このシリーズ、
アマゾンで６冊ぐらい買いました。

　もし買うなら、
やっぱりこの一冊目から、
読むのがおすすめです。
シリーズの主人公スキッパーの性格、
暮らしぶり、
森にすむ隣人たちの個性、
家の様子が詳しく紹介された、
記念すべき導入部に当たるからです。

　
　読書にふける静かな独りの時間を、
何より大事にしている、
人間関係が苦手なスキッパー。

　没交渉の隣人たちと、
いやでもかかわらざるをえない、
事件がおきてしまい、
個性的な隣人たちと知りあっていく、
、
、
。


　彼は、
ウニマルというウニ型の家に、
住んでいます。
家の持ち主は、
博学で世界を旅する超アクティブかつ探求心旺盛な女性、
バーバさん。

　対照的な、
年の違うふたりが、
なぜ一緒に暮らしているのか、
謎はあかされない。

　でも、
海外を旅行中のバーバさんがおくった、
木の実と手紙のおかげで、
スキッパーは自分の閉じこもっていた殻をやぶることができたのです。


　ポアポアの実って、
スキッパーみたい！
　かたくて割れないポアポアだけど、
スキッパーが他人とふれあう喜びを感じ始めた時、
大きな変化が。

　そして、
最後には、
豊かな実りが待っているのです。


　最初の頃のスキッパーにとても似ている、
わたし。

　だれにも邪魔されない穏やかな時間が、
理想の至福生活。

　それなのに。

　ー自分が望む本当の満足が、
じつは独りの静かな時間ではなく、
心許せる家族や仲間たちに囲まれる楽しい時間だということを、
あらためて思い知らされました。

　ラストは、
私自身の憧れのようなシーンです。
まあ、
なかなか、
現実にはきびしいんですけどネ（人間関係は、
お話のようにはいかないのよ、
、
）。