英国を作った海賊
とてもいい本でした。
東インド会社や英国の繁栄の経緯について気になっており、
本書で腑に落とすことができました。

他の方も書かれていますが、
今でも垣間見られる英国の狡猾さは、
当時の繁栄・仮想敵国への勝利の渇望から生まれ、
それが今でも国民性に反映されているものかと私も感じながら読んでいました。

国の繁栄に手段を選ばないというのは現代に至っては非倫理的だとバッシングされますが、
富のためずる賢くなった方が勝ちというのは今の国際社会でも見て取れる手法ですね。


スペイン・ポルトガルとの外交関係や、
海賊が発見した品々が今日の英国の文化形態を形作っものだと思うと興味深い。

例えばコーヒー、
紅茶、
緑茶、
砂糖にスパイス、
そしてそれらに伴うコーヒーハウス、
保険会社、
それら全てが英国の私掠船(海賊)が築いた文化だと考えると、
海賊ってスペイン・ポルトガルにしてみれば憎っくき悪者でありながら、
英国にとっては何て英雄的な存在なんだろう。

まさに海賊無くして英国あらず。
エリザベスの時代は正しく「海賊によって」英国の繁栄の始まりを築かれたゴールデン・エイジだったのです。

エリザベス一世の治世、
海賊は国益のために必要不可欠であり、
女王と二人三脚で英国を築いたと言っても言い過ぎではなく、
むしろ海賊が富のため頭をひねり、
動いた結果が英国の始まりだったと言えるのかもしれません。

本書でその知識を得られ、
とても感銘いたしました。


著者がおっしゃるように、
世界の海賊というより英国の文化史に傾いてしまった感じが否めませんが、
それを考慮しなくても面白かったです。
英国の海賊や文化史について言えば十分な入門書だと思います。
海賊について書かれた書籍は珍しい中、
本書はとても貴重だと思います。

本書で得た知識をきっかけに、
東インド会社やその他英国文化史について更に知識を深めていきたく思います。
世界史をつくった海賊 (ちくま新書)

その他の感想

この本でプログラミングは学べません
やはり緊急用です。
7分なんて、あ!と言う間なので(^^;)。
とても 喜びました。
READが10から450に超超特急になった
配送時の違いを実感
唯一のドレッシング
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生死郎、忍、暦、神原、ひたぎの思いに触れて熱くなる。特典CDの劇伴音楽集も良し
改善、品質の向上が感じられます! 4/1日追記有。
紅・白12種類 全部揃いました。
ようやく合格しました
恋をして読みたくなりました
大は小を兼ねるのでA3までラミネート出来るのにしました。
きれいな音で走っています
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