現代を読み解く指針
たいへん明快で、
今日の問題が分かりやすく整理されている。
現代が人類史の上にどう位置づけられるか、
そして、
今日の新自由主義経済や「アベノミクス」をどう評価するか、
という目前の問題についても重要な示唆を提供している。
以下に要旨と、
とくに考えさせられたことを整理してご参考に供したい。


1. 要旨
(1) 資本主義成立の前提条件
 16世紀以降、
株式会社による資本主義が隆盛を極めたが、
それは外部に広大な空間があってそこに利益に預からない多くの人びとが存在するという条件のもとに、
中心の約15%の人びとが富を蓄積するシステムであった。
しかし、
アフリカまでが世界経済に組み込まれてきた今日、
2割の先進国が8割の途上国を貧しくしたままで豊かさを享受することができなくなってきた(グローバリゼーション)。


(2) 「電子・金融」資本主義
 「地理的・物的空間」で実物を取引する経済で利潤を高めることができなくなった1990年代から、
アメリカで「電子・金融空間」が創造された。
金融で資本の利潤の極大化をめざすものである。
1995年以降、
日本やアジアで余っているお金が、
アメリカの「電子・金融空間」に簡単に投資できるようになった。
具体的にはインターネット・ブーム(ITバブル)が起き、
次いで住宅ブームが起きた。
その結果、
1995年からリーマン・ショック前の2008年までの13年間に世界の「電子・金融空間」には100兆ドルものマネーが創出された。


(3)「資本のための資本主義」が民主主義を破壊する
 空間的な「周辺部」がなくなった資本主義を維持しようとすると、
結果として国内の同胞を収奪対象とすることになる(新自由主義はまさしくそれをめざすものである)。
このように国境の内側で格差を広げることを厭わない「資本のための資本主義」は、
民主主義を破壊する。
民主主義は価値観を共有する中間層の存在があってはじめて機能するのであり、
多くの人の所得が減少した結果の中間層の没落は、
民主主義の基盤を破壊することにほかならない。


(4)「アベノミクス」の量的緩和は役に立たない
資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

その他の感想

体育館シューズ代わりに
商品としては問題ないです
得意顔の破壊力
とても良い買い物ができた。未使用だが作りも良くて値段も手ごろ釣果が楽しみ。
ぼくは好きです。
リクライニングがもっと欲しい
雨具
楽○市場にて購入
類似品ですが
いいねぇ・・・気軽に使える!
悪くはない、悪くはないのだが…
残念な商品・・・
2TBでこの価格!
初心者には・・・
そうそう! 英語はできても雑談って難しいですよね~
オススメできます(201504追記あり)
洋書初心者にいいかも (^_^)v
押し殺した感情の行き先は口に
読みやすい漢方薬の本
見える!!
価格比較。不定期クーポンでamazonが最安
ちゃんと確認すること
とても素敵です
他の方と同様
これ以上安いレトルトカレーが存在しないということを考えれば何も不平不満はないと思います
付属品のランケーブルとはやっぱりちがう
大好きだけど、惜しい点も。
キュキュッと気持ちいい。
楽ですねー
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