個人・組織のダメージコントロール力を鍛えるための書
小生のような「危機管理」の「き」の字も知らない素人にも、
実際に起こった過去の具体的ケースを取り上げつつ管理の各論→要諦を教えてくれる。
危機管理の研究者である著者が小生のような素人にもわかりやすいように工夫して書いてくださった、
とても懇切・丁寧・親切な本である。


東大紛争やあさま山荘事件に、
現場指揮官として立ち会ってきた著者の豊富な実経験から繰り出される本書の説明は、
とても具体的でわかりやすい。
本書は、
私たち日本人が苦手とされる「歴史から学ぶ」ための書である。


しかも著者が指摘する通り、
示される示唆は小生のような一般人の生活、
仕事のあり方を考える上でも様々な意味で有用な示唆を与えてくれ、
あるいは強い反省を促すポイントを豊富に含んでいる。

この点で、
うがいやワクチンが病気予防に有用なように、
本書はわたしたちが日常生活や仕事を行っていく上で予測される様々な「危機」に対するダメージコントロール力を鍛えてくれるものではないか、
と感じる。


本書の特徴と思われる点をひとつ述べるならば、
「危機」(クライシス)の予防・対処の際に、
個別・具体的な形で「絶対にやるべきこと」、
逆に「絶対にやってはいけないこと」が明快・鋭くに提示してくれている、
という点だと思う。


たとえば、
雪印乳業の事例など世界的な信頼を誇ったブランドが、
危機への初動対処を誤ったために一瞬にして深刻な事態に転落した一件は、
著者が指摘するようにおそらくはそのブランド力への奢りが生み出した油断であり、
その一瞬の油断が「崩壊寸前」の状態を生んだ好例なのだろう。


まさに「信頼を培うのは長い年月が必要だが、
失うときは一瞬」なのであり、
このことは会社の対顧客関係のみならず、
様々な人間関係に当てはまることだろうと思う。


社会人として、
このような本に出会えた小生は幸せである。
お勧めである。
重大事件に学ぶ「危機管理」 (文春文庫)

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