看護の現場から

人財育成に関する本はいくつか見ているのですが、
企業と病院は扱っている問題もサービスの特性も違い、
当てはまらないことがあります。
また、
看護大学の先生がお書きの本は、
理論的には分かるけど、
現場とはずれてしまっているなと感じることも多いものです。
その点この本は、
現場からの声や場面から概念化されていくため、
イメージしやすい特徴があります。
命の現場にいる私たちにとって、
どうしても厳しさは必要になります。
でも、
厳しさだけではやりがいが見えず潰れていってしまいます。
これからの看護職に、
辛いときがあってもちゃんと意味があると伝えられたら、
短い入院期間でもあなたの看護に意味があると伝えられたらと切に願います。
この本では、
看護職誰もが抱える現場の悩み、
日頃体験しているような場面を通して自分がどうすれば人財育成に貢献できるのかを考えることができます。
海老名総合病院がやったね、
ということにとどまらず、
私たちもこれからの看護職を育てるにはどうしていけばいいのかを考えられる書です。
看護管理者、
現場の看護教育に当たる人にぜひとも読んでいただきたい本です。