ある意味で日月神示解釈への現時点での総括

言わずも知れた日月神示を世に広められた中矢氏と、
これまでになかった日月神示の文意に忠実で客観性の高い解釈本を出された内記氏、
岡本天明さんたちが日月神示の神意に従ってどのような神業を実施していたのかを明らかにされた黒川氏による鼎談です。


わたしは正直いうと中矢さんの本は初めこそ日月神示そのもののインパクトもあってよく読んでいましたが、
本が増えていくにつれて、
内容が日月神示の本文はほんの少しだけ取り上げて、
あとは陰謀論や予言についての話ばかりになっている印象があり、
しばらく日月神示そのものからも離れていました。


ところが個人的なメグリによって再び日月神示を読む必要に駆られたのですが、
その時に手に取ったのが内記さんの解き明かしシリーズ3部作でした。
このシリーズによって日月神示へのわたしの理解は大きく進歩しました。


また、
以前はよく分からなかった神示の帖が、
実は岡本天明さんたちへの神業の指示であったり、
それへの労いであったなどということもこの本で知ることができたのですが、
内記さんご自身がこのことを知ったのは、
黒川氏の本によってであったということです。


そのような三方が改めて日月神示について様々に語りあう本書は、
日月神示の解釈のこれまでとこれからを示していると言えるでしょう。


このレビューをお読みの方はおそらく最低でも中矢さんの本はお読みでしょう。
この本を読んでみて、
なるほどと思われたら、
それから内記さんや黒川氏の本を読まれてみてもよいと思います。