超高速取引の暗部を暴くノンフィクションだが、金融の素人でもスリラー感覚で楽しめる超話題作
2010年5月6日の株価急落(Flash Crash、
フラッシュ・クラッシュ)の直後、
一躍注目されたのがHFT(超高速・高頻度取引)だった。
HFTは高速処理ができるコンピュータを使ってミリセカンドとかマイクロセカンドといった想像を絶する高速で取引するもので、
株式が乱高下する原因になっていると言われていた。


一般市民にはHFTがどのようなものなのかはさっぱり見当もつかなかったのだが、
本書が出版されてからアメリカの世論はすっかり変わった。
そして、
世論に押されるようにして司法省、
米連邦捜査局(FBI)、
商品先物取引委員会(CFTC)、
証券取引委員会(SEC)などが調査に乗り出したようである。


著者のルイスには難しい経済や数字の話題をとてもわかりやすく説明する天賦の才能があるから、
素人にも「HFTってそういうものだったのか!」と思わせてくれる。
本書を読んで驚くのは、
客の買い注文が出た後(つまり価格が分かってから)マイクロセカンド単位で先回りして高く売りつけるというハイフリークエンシートレーダーのやり口は、
100%勝つギャンブルをしているようなものだということだ。
そんなことが堂々と行われているというのである。


本書はウォール街を舞台にしたHFTを扱っているが、
素人の私にも楽しめるスリラー感覚のヒーロー物語である。

そのヒーローは、
日系カナダ人のブラッド・カツヤマ氏だ。

カツヤマ氏は、
Royal Bank of Canada(カナダロイヤル銀行)に勤務しているときにウォール街に派遣され、
そこでHFTに疑問を抱いた。
カツヤマ氏は持ち前の探究心でHFTの謎を追いかけたのだが、
不思議なことにHFTに関わっているプロでさえ何が起こっているのかを知らないのだ。
カツヤマ氏はついにHFTの正体をあばき、
その対策を考えついたのだが、
彼がどんなに説明しても大手の銀行たちは現状を変えようとしない。
こういう状況にうんざりしたカツヤマ氏は、
高収入で待遇がよい仕事をやめて、
公正な株取引ができるプラットホーム運営会社IEXを作ったのである。

テンポがよくて読みやすく、
しかもヒーローのカツヤマ氏がとてもカッコイイ。
エピローグの最後にある読者へ与えられた謎ときも興味深く、
社会的に意義があるおすすめの作品である。
Flash Boys: A Wall Street Revolt

その他の感想

日本国憲法制定の裏側には・・・!
ホールドは少し小さめ
必要な人にはすごく必要
マンガがよい!
これは『屋内用』です。
これは貼りやすい。
アニソンとして非常に良い
単純にコミックとしてみた時、面白いことに間違いない
これがあるから楽しくガンプラが作れる
HK416Dに使用
通勤用に使っています
5分でできるDVDコピー天国
ドラの計算がでたらめ
3回使用で穴あき・・・
痛快
本物そっくり!
全ては太古の昔に原因があった・・・
インクがなくなるのが早い
安いけど性能に問題ありません。
コンセント部改良されたようです
こどもの感受性に脱帽
具が少ないのががっかり
CP良し。ただ、床にはくっつきます。
発売を楽しみに待っていた甲斐がありました
特別活動の深さを知ることができる
雨、風、凌げます。
ウインドウズ8.1にてフォーマットなしですぐに使えました。
お手ごろな値段で感謝
新型になって明るくなったのは本当!?
ギターの足台を必要とする方へ。
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