矢吹可奈が引っかき回す物語

春日未来が引っかき回した静香と翼との物語は終わり、

矢吹可奈が引っかき回す志保たちとの物語が始まった。

全般的にポンコツだった未来と違い、
可奈は明確に音痴である。

それでも、
誰よりも歌が好きだ。

765プロオールスターズに憧れ、
アイドルになりたいと強く希望している。

武器となるのは、
楽しさを伝えられる歌声と、
猪突猛進な行動力。

この巻では、
反骨の孤独な野良猫、
北沢志保を中心にミリオンスターズを引っかき回す。


ノリとしては、
スポ根バディものであるので、

少女マンガのようなアイドルストーリーを期待すると肩透かしを食らうので注意。

また、
絵柄はキャッチーなものではなく、
画面構成もわちゃわちゃとスカスカでぶれ、

パッと見で万人が好むマンガではない。

だが、
矢吹可奈のストーリーを描くには、
このマンガでなければならないと、

読み終わったら気づくはずなので、
騙されてください。