ポピュリズムの本質を反エリート主義+反多元主義と位置づけ、反多元主義が自由民主主義の破壊に繋がる危険性を指摘。政治理論史を踏まえた中味の濃い一冊。
① 英語版(2016年8月)の購入を考えておられる方には、
その前に日本語版の検討をお薦めする。
日本語版への著者の序文(2017年1月)には米国大統領選挙の結果を踏まえた有益な考察が含まれている。
(価格も、
英語版はハードカバー、
キンドル版とも日本語版より少し高い。
珍しいですね。

② 本書の特長は、
「大衆迎合主義」のような曖昧な概念では見えないポピュリズムの危険性を明確にすることにある。

③ 本書は、
ポピュリズムの支持層の構成(学歴・職業など)や経済状態の解明には重点を置いていない。
主に、
ポピュリスト指導者のロジックを分析する。
支持層の経済的苦境の原因をマイノリティーの存在に転嫁し、
反対派の分析的な議論はリベラル派エリートによる誤魔化しだとして問答無用で葬る。

④ ポピュリストの反多元主義はマイノリティーへの攻撃・差別に止まらず、
反対派との討論拒否(必要なのは、
議論ではなく決断と実行)、
報道機関の排除(国民へ真実を伝えるのに仲介者は不要⇒SNSやブログの重視)などに及ぶ。
 民主主義への敵対行為を、
本当の民主主義(自分たちだけが国民の真の意思を代表)として正当化する危険性を著者は指摘する。

⑤ ポピュリストも政権に就けば、
現実的になるか、
失敗して下野することになると言う見方にも本書は否定的である。
政策が実現出来ない理由として、
「敵」を見つけ出して政権維持をはかると予測。
さらに言えば、
議会での議論を封じ、
批判的な報道機関を排除した状態では、
投開票に不正が無ければ公正な選挙が可能であると言えるのかと問う。

⑥ 米国では著者の危惧したような状態が既に生じているようだが、
フランスでは国民戦線のルペン候補が敗北した。
多少の希望は感じるが、
イタリアの五つ星運動など不安の種は尽きない。
もちろん、
著者もポピュリズムへの対抗策を挙げてはいるが、
聞きたがらない人々に聞いてもらうのは簡単なことではないだろう。
ポピュリズムとは何か

その他の感想

あなた方は馬鹿ですか
ルックスもよくとっても使いやすい!
効果のほどは...?
過去問題集とのことであれば、欲を言うと2005年~2011年までの問題を掲載していただくとよかった。
事例は豊富だが、話を聞きながら書き取るノートとしては、きれいすぎる
おねんねの必須
今月号の特集はmbed:Raspberry Piにはない特徴がわかる
実用的な文章テクニック集
おいしく、安いです
安価であるが、必要にして十分なサイズと機能
【再販】2011年5月発売予定
旅行や出張などに活躍中
「日本製」に騙されました。
到着まで17日。30秒回ります。
綺麗に貼りやすくオススメ
あー!面白かった!!
下向きまつ毛に最適です。
騙されたかも。
大人になっても楽しい本。
マッサージオイル代わりに。
実に惜しい
すぐ届けていただき、またよい本で助かっています
テントにぴったり
いい仕事します!
取り回しがよい
大きさはなんとか大丈夫でした!
色が・・
聡明な女になりましょう。
我が家に伝わるマル秘レシピプロ技キッチンVol.4
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