ドキドキするのはお母さん？

2014年の課題図書。

真夜中の誕生会って子供はわくわくするだろうなぁと、
タイトルにひかれて読みました。


ですが、
うーん。

途中からさきちゃんのお母さんが主人公のような感じがしてしまいます。

働くお母さんが多い現代、
このようなこともあるでしょうが……。

大人のつらい事情、
子どもたちも分ってよねという、
大人の押しつけを感じます。

最近の課題図書は、
子どもたちを大人にとって都合の「いい子」にしようという香りがします。

子ども時代、
大人の価値観を匂わせるような童話は一番読みたくないものでした。


現代のリアルはありますが、
夢がありません。

こういう本ばかり読んでいたら、
子どもは大人の考える「いい子」にはなるでしょう。

でも、
6歳から空気を読む子ばかりになったら、
つまらない。

子どものうちは、
もっと自由でいいよ、
そういう楽しい童話を課題図書にしてほしいです。