収録数と印刷は綺麗だが･･･

画集として最低限必要な収録数や印刷に関しては五つ星の出来なのですが、
収録方法に難点がある一冊です。


横長のイラストを「大きく魅せたい」とでもいうのでしょうか？
見開きとして収録されているページが多数あるのですが、
そのほとんどが購入・閲覧者の事を全く意にも介していないといった構成になっています。


具体的に説明すると、
キャラクターが中央に配置されている為に、
本を目一杯開いても「ノド」の部分が隠れて見えない。

そもそも高価な画集をそんな本が傷むような開き方をしたくない、
けどそうしなければ一枚絵としての構図が見えないといった具合です。


他のページにあるように１ページに横長イラストを２枚収録したり、
または横向きにして収録するなどの方法はあったと思います。


また、
本人が嫌がりそうな今の絵柄とはかなりかけ離れた相当古いイラストも収録しているのですが、
それを見開きに使ったり、
落書きに近いイラストで１ページ消費しているのも気になります。
前述と合わせ、
ここまでくるとデザイン・編集担当者の嫌がらせかとも思ってしまいます。
えれっとさんご本人はこれでOKを出したのでしょうか･･･？

以上の理由から、
☆２つとさせていただきました。
待ち望んでいた画集だけに、
とても残念です。