“ルーカスの盟友たち”が仕上げた良質スピンオフ作品。

メガホンをとったのがルーカス長年の盟友ロン・ハワード。
「スプラッシュ」「コクーン」などファンタジー作品、
のち「ビューティフル・マインド」など秀作を残してきた名匠ですが、
そもそも彼が映画人として世に出たのはルーカスが若き日に撮った「アメリカングラフィテイ」での俳優役でした。
もうひとり制作キャスリーン・ケネディ。
長年のスピルバーグの盟友。
ディズニーに買収されたルーカスフィルムの社長として今、
SWシリーズを質的に支えているのは彼女でしょう。
ルーカスがおもうようにできなくとも？両名が力を合わせ、
“まるっきりディズニー”には陥らず、
良質なスピンオフ作品として仕上げたと思います。


SW関連作として見慣れた設定、
流れですが、
ソロの若き日、
名のゆえん、
そしてチューイとの宿命の出会いが描かれ、
楽しめる、
見応えのあるスペースオペラとなったとおもいます。
ハワード＆ケネディのタッグでダメ作品ができるはずはないと思っていましたが、
ディズニーのご意向？で「スタートレック」のエイブラムズ監督がとった「フォースの覚醒」より映画作品としてレベルは高いと思いました。


にも拘らず自分の中で満足度があがりきらないのは。
。
。
やはり主演オールデン・エアエンライクががんばっているとはいえ、
若き日のハリソン・フォードのオーラには遠くおよばず、
そして基本的に似ていないからでしょう。
それほどソロのイメージにフォードの影が強すぎるということでしょうが、
エピソード4→6ファン、
また“ハリソン・フォードのハン・ソロ”にしびれてきた方々は（自分もその手合いですが）、
これは後日ソロが輝くために別箇つくられたサービス作品なのだと理解し、
違和感はあるけどそれは忘れて楽しむのだ、
とある種の覚悟？をもってご覧いただければとおもいます！星はそんなで自分的には4つです。