赤缶より甘くまろやか。魔法瓶保温にお薦め。

赤缶より甘くまろやか。
魔法瓶保温にお薦め。


ヒルスの赤缶(HILLS BLEND RED)の系統の、
アメリカンコーヒーらしい風味ですが、
赤缶よりも美味しいです。


赤缶の、
ブラジル以外の主な豆産地はコロンビアですが、
こちらはエルサルバドルとなっています。


赤缶よりも甘くまろやかで、
酸味もはっきりしていますが、
ふくよかに品のある酸味で、
淹れた後、
時間の経過とともに酸味が増していきます。

けれど、
渋すっぱいとか苦すっぱいとか、
胸が焼ける味に変化する感じはありません。


淹れたての甘い香りは、
微かにチョコレートケーキ？？のように感じました。

カカオっぽい香り＋麦系穀物の香りのような。


朝淹れて、
魔法瓶に移して職場に持って行きますと、
10時～お昼頃には爽やかな酸味の効いたコーヒーになっており、
私にとっては、
時間が経っても渋味が出ずに、
爽やかな味わいを楽しめるコーヒーです。


ですから、
時間が経っても飲むペースは変わらず、
他の銘柄なら味の変化でペースが落ちて残したりしますが、
こちらならコンスタントに飲めて無くなります。


フレンチプレスで淹れてもコーヒーオイルは少な目で、
後味もサッパリしています。

また、
挽きは粗めで楽にプレス出来ます。


職場に持っていくならば、
スーパーに並ぶ名ばかりの安物モカブレンドより、
こちらのエルサルバドル豆のブレンドの方がよほど良いです。


日本での製造元が同じだからでしょうか、
味と香りのベースは、
UCCのゴールドスペシャルと共通のものと感じられます。

その上で、
こちらの方がよりアメリカンに、
ゆるりと温和に仕上げられている印象です。


たっぷり魔法瓶に入れて、
仕事中にお茶代わりに飲むアメリカンなブラックコーヒーなら丁度よいコーヒーです。


逆に、
「友達とテーブルをはさんで甘味のお伴に」には向かないでしょう。

自宅では、
香りも味もビターなコーヒーが飲みたくもなります。