柄が握りやすく、刃先の切れ味も良い。

カスタマービデオレビュー 長さ:: 0:16 分

和包丁と洋包丁の折衷型である三徳包丁は、
肉・魚・野菜とオールマイティに使える、
料理の最も基本となる包丁です。


刃先は、
食材に対する切断抵抗が小さく、
切り込みのよさを感じられます。

さくさくと小気味の良い音をたてながら食材の繊維を潰すことなく切れるので、
水分も栄養素も流れでることがありません。

硬度の高い複合ステンレス材が用いられており、
また、
刃先のそりが一般の三徳包丁と比較してなだらかであるため、
特に長葱を小口切りにする際や、
玉葱を薄くスライスする際には、
非常に使い勝手が良い印象です。

峰の部分はやや厚く作られているため、
肉を叩いてなめすときにも使いやすいです。


柄は、
指がかりが良く、
柔らかい丸みを帯びた握りやすい形状です。

近年、
デザイン性を優先しすぎて過度に流線形の柄の包丁が多いですが、
安全性の点からも疑問があります。

その点この包丁は、
実利を優先し非常に掴みやすい包丁になっていると思います。


ステンレス一体型の包丁ですが柄の部分は黒であるため、
刃先と柄との境を視認しやすい点も好みです。

近年、
一体型であることを強調するため刃先と柄とが共にシルバーである一体型の包丁が多く発売されています。

しかし、
桂剥きなど手元で細かい作業をする際に特に実感しますが、
刃先の部分と柄の部分との境目が視認しやすいことは的確な手元操作を行う上で作業効率を高める感覚があります。


刃物は古来より守り刀と通じ、
結婚式の引き出物にもよく使われる縁起物でもあります。

それだけに、
良いものを使う喜びは大きく非常に満足しています。