正体不明な好色男子と、真面目な若旦那の恋☆

4代続いた旅館の若旦那：清吾さん（表紙カバー右）と、
そこに毎週末通うようになる
上客の神室さん（左）が、
寂れた旅館でいつのまにやら惹かれ合っていくお話でした＾＾

経営難の寂れた、
けれど両親から受け継いだ大切な旅館を守ろうとする清吾さん。

そんな清吾さんに、
羽振りが良くいつも違う女性を取っ替え引っ替え連れてくる神室
さんが、
資金援助を申し出ます。

この資金援助の交換条件として神室さんが要求したのは、
なんと清吾さんの体で…？！

「チャラい」「軽い」「最低」。
（清吾の神室評）
そんな神室の申し出を嫌々引き受けて始まった二人の関係が、
だんだんと変化していく
ところが面白かったです＾＾
また、
お話の経過と共に、
得体の知れないお金持ちだった神室の正体やその真の狙いが
明かになったり、
真実を知った清吾と神室がやりあったりする辺りは、
少々ありがちな
展開でしたが良かったです。

真面目で堅物だけど、
正直者でどこか可愛い清吾さんの魅力がキラリと光っていました＾＾

心理描写が複雑ではないので、
〈こんな風に始まった二人の関係が最後どうなっちゃうの？！〉
という興味でどんどん、
比較的サクサクと読み進めていけるお話でした。

ストーリー自体は少々ありがちでも、
好色な男子が本気の恋をしちゃう様子や、
真面目で
男気ある男子が嫌いだった男子に惹かれていっちゃうお話を、
見たい！読みたい！という
方に好まれるお話だろうなぁ☆と思いました＾＾