少しは真っ当になってきたのでしょうか？！

「百合姫座談会」については、
以前のただの酔っ払いが「百合姫のおかげで百合ブームが来ている」などと的外れな内輪での褒め合いをして、
月刊化（打ち切り、
休載の連続には触れず）、
ＮＴＲアニメ化（売り上げ的には…）で盛り上がるだけの頃と比べれば、
「ガレット」「エクレア」「百合部」「百合展」といった「外部」の動きを重視できるようになっただけでも、
まともになった印象を受けました（「百合妊娠」もネタは変化球でしたが、
ふたなりなどの安易な展開を徹底的に拒否して、
「百合」であることにこだわっていたのは、
個人的に好感を持っています）

あと、
「ゆるゆり」「シトラス」が揃って休載にも関わらず（というか、
あのなもり先生でも休載を余儀なくされるほど、
月刊連載の負担が大きいというリスクを「前」編集長はどれだけ認識していたのでしょう）、
ここしばらくの非難の的となっていた、
「ピクシブ版」作品による穴埋めも皆無になりましたし、
今号からのななつ藤先生などの連載陣に読み切りの大部分（？）や、
次号からの新連載３作も、
今までのように百合ファン「以外」を意識し過ぎて、
ひねりすぎた設定を消化し切れないか、
百合以外の雑味が強すぎるような作品は見当たらず、
一応は「王道回帰」に向かっているように見えるのもよかったです（まあ、
単行本１巻そこそこで打ち切りはさすがに勘弁してほしいです）

まあ、
アニメ化が決まった某作も含め、
以前からの路線を引きずった作品が散見されるため、
まだ「百合ブランドとしての百合姫」を自らぶち壊しにした後遺症的な不徹底さは感じますし、
作家さんの顔ぶれもより外に開かれたものになり、
切捨て御免（！）が本当に反省されたのかを見届けるまで安心できないというのも、
正直なところなんですが…