各社が廉価版に走るのは

リージョンコードが日本と同じ「A」（もしくはリージョンフリー）の北米盤Blu-rayが、
日本の各メーカーにとって脅威となっているのも理由の一つだと思うのです。
本作も今年、
北米で全話Blu-rayが発売されました。
北米盤アニメBlu-rayは全話収録で個人輸入しても１万未満で買えるケースがままあり、
日本語音声を選ぶと強制的に英語字幕が表示されっぱなしという小細工も、
「内容が見れれば別にいい」というユーザーは確実にいます。
リアルタイムでは２～３話入りのパッケージを出して（近年は潔く、
初パッケージ化の時点でBOXにしてしまうメーカーも出ていますが）、
ある程度減価償却ができたタイトルを、
北米盤への牽制として全話収録廉価版として再発するという意図も含まれているのでしょう。
１～２枚に全話という再発Blu-rayは本当に本編のみで特典を一切オミットする場合が多いのですが、
本作はどういうことか原作者描き下ろしスリーブケースに加えて特製ブックレットが付属予定。
これまでリアルタイムでマラソンした人も手軽に「バリエ買い」ができるし、
なにより安く買えるのは興味半分で入手するであろう新規ファンを増やすきっかけにもなります。
来たるべき第２期に備え、
復習がてら観返すのも一興ではないでしょうか。