Chageありがとう！

この曲はChageというアーティストの新たマスターピースになるであろう。
真正面からASKAの事件を受け止めて形にしたこの曲は、
美しく、
暖かく、
聴く者の感情を深く揺さぶる。
多くのCHAGE&ASKAファンがASKAの事件で心を痛めた。
ファンには彼らは何者にも代え難く、
彼らは既に人生の一部になっていただろう。
私もそんなファンの一人だ。
三年前、
絶対にあるわけがないと思っていたことが起こり、
自分の人生が否定されたような気さえした。
騙されたような激しい怒りや、
悔しさ、
それでもまだ信じたい気持ち等今までずっと様々な感情を抱いてきた。
ただ、
この曲を聴いて勝手ではあるがやはり二人のファンで良かったと思えた。
Chageにありがとうと言いたい。
歌は聴く人それぞれのものだと思うが、
この歌はChageが歌うことでしか真の意味が伝わらないものがあるし、
彼が歌うことに意味があるし、
まさに今までの人生を背負った彼にしか歌えないChageを体現した曲だ。
作詞は松井五郎であり、
彼の作詞家デビューは1981年に発表されたチャゲアスのセカンドアルバム「熱風」であり、
チャゲアスとの関係は長い。
その彼が紡ぎ出す言葉は、
ChageにもASKAにもエールを送っているように感じられる。
この曲を一人でも多くの人に聴いてもらいたい。