弟妹は可愛いものですよ

リアルに弟、
妹それぞれ１人います。
兄の立場からすれば、
仲が良くなかったって、
迷惑かけられたって、
しょうがないなあ・・・って苦笑いですませられるくらいで、
そもそも弟妹は可愛いものですよ。
なにせ結婚するとき、
嫁に妹が1番可愛い、
嫁は2番目って宣言して、
しょうがないって苦笑されましたが何か？

そういう意味で、
本作品はオーバーに書かれているとは言え1巻の時点では、
うんうんわかる、
妹ってやつは理不尽なものだ、
でも可愛いから許してしまうよなって思って共感してました。
1巻は間違いなく良作、
以降もコメディとしては平均以上かと思う。


ただ最終巻は頂けない。
当時、
桐乃派だった私でも、
あまりの唐突さにナニコレ？って思ったほど。
別に何エンドでも良かったのだが、
納得できる描写が不足すぎる。
もっと巻数が必要だったのか？それともエピローグをもっと未来、
10年後とかにして他のキャラも含めて描写をしたりが良かったのか？それはわからないが。


本当に物語を締めるのは難しい。
積み上げてきた物語が逆に足枷になったような気がするし、
あのラストに追い込まれていったのかもしれないが、
結果的に終わり良ければすべてよしの逆になってしまった残念な作品。